どっちが正しいか知ってる?「備忘録」vs「忘備録」
実は両方使われてるけど正解は「備忘録」
「備忘録」と「忘備録」、どちらを使えばいいか迷ったことありませんか?
結論から言うと、正式に正しいのは「備忘録(びぼうろく)」の方なんです。
でも面白いことに、「忘備録(ぼうびろく)」も実際には広く使われていて、辞書によっては同じ意味として掲載されているものもあるんですよ。ただ、ビジネスメールや正式な文書では「備忘録」を使った方が安心ですね。「この人、正しい日本語を知らないのかな?」なんて思われたら損ですから!
漢字の順番で意味が変わる理由
なぜ「備忘録」が正しいのか、漢字を分解してみると分かりやすいんです。
「備」は「そなえる」、「忘」は「わすれる」という意味ですよね。つまり「備忘録」は「忘れることに備える記録」という意味になります。先に備えて、後で忘れないようにする、という順番が自然なんです。
一方「忘備録」だと「忘れることを備える記録」となって、ちょっと語順が不自然になってしまうんですよね。英語の「memorandum(メモランダム)」を日本語に翻訳する際に生まれた表現が備忘録で、語源から考えても「備忘」という順番に意味があるんです。
変換で間違えやすい「ぼうびろく」の罠
パソコンやスマホで「ぼうびろく」って打つと、どちらも変換候補に出てきたりしませんか?これが間違いの原因なんです!音だけで覚えていると、つい「忘備録」を選んでしまいがち。でも「びぼうろく」って覚えておけば、正しい「備忘録」がすんなり変換されますよ。ちょっとした工夫ですが、これで間違いが減りますよね。
そもそも「備忘録」って何のこと?
「びぼうろく」が正しい読み方
「備忘録」の正しい読み方は「びぼうろく」です。
会話の中で使うときも「びぼうろく」と読んでくださいね。「ぼうびろく」と読んでしまうと、正しい漢字表記も間違えやすくなっちゃいますから。ちなみにビジネスシーンでは少しかしこまった表現なので、カジュアルな会話では「メモしておくね」「記録しておくよ」くらいの言い方の方が自然かもしれません。
後で忘れないためのメモという意味
備忘録とは、後から必要になりそうな情報を忘れないように書き留めておく帳面やメモのことなんです。
会議で聞いた大事なポイント、上司からの指示内容、電話で聞いた連絡事項など、「あれ、何だったっけ?」とならないように記録しておくわけですね。私も以前、「あの時メモしておけばよかった!」って後悔したことが何度もあって、それから備忘録を作る習慣がつきました。皆さんもそんな経験ありませんか?
ノート?アプリ?どこに書いても備忘録になる
備忘録って聞くと「専用のノートに書かなきゃいけないの?」って思うかもしれませんが、全然そんなことないんです!手書きのノートでもいいし、スマホのメモアプリでもOK。パソコンのテキストファイルでも、付箋紙でも、自分が後で見返しやすければ何でもいいんですよ。要は「忘れないように記録しておく」という目的が大事なんです。最近はスマホのメモアプリで備忘録を作る人が増えてますよね。
ビジネスシーンで使える備忘録の例文集
会議で「備忘録として共有しておきます」
会議が終わった後に「今日の打ち合わせ内容、備忘録として共有フォルダにアップしておきますね」なんて使い方ができます。これは正式な議事録ほどかっちりしていないけど、忘れないように記録を残しておくよ、という意味です。チームメンバーに「あの時何を決めたっけ?」って聞かれたときに、サッと見せられるから便利ですよね。
メールで「備忘のため連絡いたします」
ビジネスメールで「備忘のためご連絡いたします」という表現もよく使います。これは「念のため、記録として残しておくために連絡します」という丁寧なニュアンスなんです。重要な案件の確認や、口頭で話した内容を文字として残しておきたいときに使えますよ。相手にも「きちんとしている人だな」という印象を与えられます!
上司に「備忘録を作成しました」
上司から指示を受けたときに「承知いたしました。備忘録として作成しておきます」と伝えると、「ちゃんと記録して忘れないようにしますよ」という姿勢が伝わります。実際に私の職場でも、新人さんがこうやって備忘録を作る習慣をつけたことで、仕事の抜け漏れが激減したんですよ。小さな心がけですが、信頼につながりますよね。
混同しがちな言葉との違いをスッキリ解説
「議事録」との違い:個人用か全員共有か
議事録は会議全体の公式記録であるのに対し、備忘録は個人が後で振り返るための記録という違いがあります。議事録は会議の日時、参加者、決定事項などをきっちり記録して、みんなで共有する正式な文書。一方で備忘録は、自分が忘れないように要点だけメモしておく、もっとカジュアルなものなんです。「この部分、私にとって大事だな」と思ったことを自由に書き留めればいいので、気が楽ですよね。
「日記」との違い:目的が記録か感情か
備忘録は忘れないように要点を書き留めておく帳面で、日記は毎日の出来事や感想などの記録なんです。日記って「今日は楽しかった」「嬉しいことがあった」みたいに、自分の気持ちや感想を書くものですよね。でも備忘録は感情よりも、事実やデータを記録することが目的なんです。とはいえ、最近はブログやSNSで「#備忘録」ってタグをつけて、日記っぽく使っている人も多いですけどね!
「メモ」との違い:一時的か保存用か
メモって、会議中にサッと走り書きしたり、電話しながらメモ用紙に書いたりする、すごく簡易的なものですよね。備忘録は複数枚のページをまとめた冊子を指すのが普通で、メモはごく簡易的なものというニュアンスが強いんです。ただ、日常会話では「備忘録」を「メモ」って言い換えることも多いので、そこまで厳密に区別しなくても大丈夫ですよ。
「覚書」との違い:個人用か正式文書か
覚書って聞くと、ちょっと堅苦しい感じしませんか?実は覚書は外交における略式の文書や、契約の当事者が交わす確認の文書を指すこともあるんです。つまり、二者間で「こういうことで合意したよね」って確認するための、やや公式な文書。備忘録はあくまで個人が忘れないためのメモなので、そこが大きく違うんですよね。
SNSやブログで見かける「#備忘録」の使い方
インスタで「旅行の備忘録」が人気のワケ
最近では、Instagramや個人ブログで「#備忘録」というタグを見かけることが多くなったんです!「韓国旅行の備忘録」「レシピの備忘録」「読書の備忘録」みたいな感じで使われてますよね。これって「自分のための記録だけど、よかったらみんなも見てね」っていう、ちょうどいい距離感が魅力なんだと思います。日記ほど個人的すぎず、かといって完璧なブログ記事でもない、ゆるっとした感じがいいんですよね。
個人ブログでの備忘録タグの活用法
個人ブログで「備忘録」ってタグをつけると、「これは自分用のメモだから、完璧じゃなくてもいいよ」っていう雰囲気が出せるんです。プログラミングで学んだことや、料理のコツ、育児の工夫なんかを気軽に書き留められますよね。読む人も「これは作者の個人的な記録なんだな」って分かるから、気楽に読めるし、コメントもしやすくなります。
「備忘」だけでも使える?単独での意味
忘れた時のための準備という意味
「備忘」とは「忘れたときのための用意」のことなんです。「録」がつかない「備忘」だけでも、ちゃんとした言葉として使えるんですよ。ただ、「備忘録」に比べるとかなり堅い表現になるので、普段の会話ではあまり使わないかもしれませんね。
「備忘のため」「備忘まで」の使い方
ビジネスメールでたまに見かける「備忘のため、ご連絡いたします」「備忘まで、お知らせいたします」という表現。これは「念のため記録として残しておくために連絡しますね」という丁寧な言い回しなんです。少しかしこまった場面で使うと、きちんとした印象を与えられますよ。でも友達とのメールで使ったら「急にどうしたの?」って思われちゃうかもしれませんね(笑)。
英語で備忘録って何て言う?
ビジネスでは「memorandum」が一般的
英語では備忘録を”memorandum”と表現します。略して”memo”(メモ)とも言いますね。ビジネスの場では「memorandum」を使うことが多いですが、発音が少し難しいですよね。複数形は”memoranda”または”memorandums”になりますよ。
カジュアルには「note」や「memo」でOK
日常会話やカジュアルなメールなら、”note”や”memo”で十分通じます。”I took some notes”(メモを取りました)とか、”Let me jot it down”(書き留めておきますね)みたいな表現もよく使いますよ。わざわざ難しい”memorandum”を使わなくても、シンプルな表現で大丈夫なんです!
備忘録をスマートに管理できるおすすめアプリ3選
Notion:自由度高めでカスタマイズ派に
Notionは最近すごく人気のあるアプリですよね!備忘録としてだけじゃなく、タスク管理やデータベース、プロジェクト管理まで、本当に何でもできちゃうんです。ページをカスタマイズして、自分だけの備忘録システムを作れるのが魅力。テンプレートも豊富だから、「何から始めればいいか分からない」って人でも大丈夫ですよ。ただ、機能が多すぎて最初は戸惑うかもしれません。
Evernote:長年の定番で安定感抜群
Evernoteは備忘録アプリの定番中の定番!テキストはもちろん、画像、PDF、音声メモまで、いろんな形式で記録できるんです。何より検索機能が優秀で、「あのメモどこに保存したっけ?」ってときでも、キーワードを入れればすぐに見つかります。長年使っている人が多いのは、それだけ信頼できるってことですよね。無料版でも基本機能は十分使えますよ!
Google Keep:シンプル派ならこれ一択
「とにかくシンプルで使いやすいのがいい!」って人には、Google Keepがおすすめです。起動が速くて、思いついたことをパッとメモできるのが最高なんですよ。付箋のような見た目で、色分けもできるから視覚的に分かりやすいですし。Googleアカウントがあれば、スマホでもパソコンでも同じメモが見られるのも便利ですよね。
選ぶポイントは検索性と使いやすさ
備忘録アプリを選ぶときに一番大事なのは、「後で探しやすいか」と「毎日使い続けられるか」なんです。どんなに高機能でも、使いこなせなかったら意味がないですよね。まずは無料版で試してみて、自分の使い方に合っているかチェックしてみてください。私も最初はいろいろ試して、結局シンプルなアプリに落ち着きました。
備忘録を作るメリットって何?
仕事のミスや抜け漏れが激減する
備忘録を作る習慣をつけると、「あれ、やり忘れてた!」っていうミスが本当に減るんです。人間の記憶って意外と曖昧で、「覚えてるから大丈夫」って思ってても、時間が経つと忘れちゃうものですよね。でも書き留めておけば、後で見返せるから安心。特に複数のタスクを抱えているときは、備忘録がないと頭がパンクしちゃいますよね。
情報整理力が自然と身につく
備忘録を書くとき、「何を記録すべきか」「どう書けば後で分かりやすいか」って考えますよね。この習慣を続けていると、情報を整理する力が自然と身についてくるんです。最初は箇条書きでメモするだけでも、だんだん「この情報とこの情報は関連してるな」とか「これは重要度が高いな」って判断できるようになってきます。
過去の自分と対話できる
備忘録を見返すと、「あの時はこう考えてたんだな」って過去の自分を振り返れるんです。半年前、1年前の記録を読むと、自分の成長が実感できたり、忘れていた大事なことを思い出したり。これって日記とはまた違った面白さがありますよね。仕事の進め方や考え方の変化が見えてくるのも興味深いです。
効果的な備忘録の書き方とコツ
5W1Hを意識すると後で見やすい
「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」っていう5W1Hを意識して書くと、後で読み返したときに「あれ、これってどういう意味だっけ?」ってならないんです。例えば会議の備忘録なら、日付、参加者、決定事項、理由、次のアクションを書いておく。これだけで、ものすごく役立つ記録になりますよ!
カテゴリー分けで検索しやすく
備忘録を作るときに、「仕事」「プライベート」「学習」みたいにカテゴリー分けしておくと、後で探すのがすごく楽になります。アプリならタグ機能を使ったり、ノートなら色分けしたり。情報が増えてくると、整理されていないと探すのに時間がかかっちゃうんですよね。最初からちょっと工夫しておくと、後で助かりますよ。
色分けや記号で重要度を可視化
色や記号で重要度を分けておくと、パッと見て優先順位が分かりますよね。マーカーで色分けしたり、星マークをつけたり、自分なりのルールを作っておくと便利です。私も最初は全部同じように書いてたんですけど、重要なことが埋もれちゃって困ったんですよね。
備忘録を見やすくするコツは、色を使い分けることなんです!私が手放せないのが、こちらの3色ボールペン。黒で基本情報、赤で重要事項、青で補足メモって使い分けるだけで、後で見返したときにパッと理解できるんですよ。
「いちいちペンを持ち替えるのは面倒くさい」って思ってたんですけど、1本で3色使えるからノンストレス!会議中もカチカチ切り替えるだけで、リアルタイムに色分けメモが取れちゃいます。ペン1本でこんなに効率が変わるなんて、正直びっくりでした。
余白を残して追記できる工夫を
備忘録を書くときに、びっしり詰めて書いちゃうと、後で追加情報を書き込めなくなっちゃうんです。だから最初から余白を残しておくのがコツ!「あ、これも関連する情報だ」って後で気づいたとき、さっと書き加えられると便利ですよね。デジタルなら編集は簡単ですが、手書きの場合は特に意識したいポイントです。
手書きで備忘録を作るなら、書きやすいノートを選ぶのが大事ですよね。
私が3年以上愛用しているのが、こちらのビジネスノート。
180度フラットに開くから左手で押さえなくても大丈夫なんです!
私はやっぱりアナログでも手書き派です!( *´艸`)
最初は100均のノートで十分かなって思ってたんですけど、ちゃんとしたノートに変えたら書くモチベーションが全然違うんですよね。毎日使うものだからこそ、お気に入りの1冊を見つけてみてください!
よくある疑問Q&A
ビジネスメールで使っても失礼じゃない?
備忘録って言葉、ビジネスメールで使っても全然問題ないですよ!むしろ、きちんとした印象を与えられる言葉なんです。「備忘のためご連絡いたします」「備忘録として共有いたします」みたいに使えば、「しっかりしている人だな」って思ってもらえます。ただ、カジュアルすぎる場面では「メモしておきますね」くらいの方が自然かもしれませんね。
手書きとデジタル、どっちがいい?
これは正直、好みと状況によります!手書きは記憶に残りやすいって言われてますし、会議中にササッとメモを取るなら手書きの方が速いこともありますよね。一方、デジタルは検索が簡単だし、スマホでもパソコンでも見られるのが便利。私のおすすめは、両方使い分けることです。会議では手書きでメモして、後で重要なものだけデジタルに整理する、みたいな感じで!
備忘録と議事録を兼ねることはできる?
議事録は会議全体の公式記録で、備忘録は個人が後で振り返るための記録なので、本来は別物なんです。でも実際には、自分用の備忘録を丁寧に書いておいて、それをベースに議事録を作るっていう使い方はできますよ。ただ、議事録として共有するときは、個人的なメモや感想は削除して、客観的な事実だけを残すように気をつけてくださいね。
備忘録スキルがアップする!おすすめ書籍3選
備忘録の取り方やメモ術を学べる本を3冊ピックアップしました。
どれもKindle版があるので、スマホでサクッと読めますよ!
『メモの魔力』前田裕二
メモを「知的生産」に変える方法が学べます。抽象化と転用のテクニックは目からウロコでした!
『ゼロ秒思考』赤羽雄二
A4用紙1枚に1分でメモを書く手法を紹介。思考がクリアになって、意思決定が早くなります。
『アウトプット大全』樺沢紫苑
記録したことを成果に変える方法が満載。インプットだけじゃなくアウトプットが大事って実感できます。 まずは1冊読んでみて、自分に合った方法を試してみてくださいね。Kindle Unlimitedなら読み放題で読める本もあるので、30日間の無料体験から始めるのもおすすめです!
まとめ:「備忘録」と「忘備録」の違いを理解して正しく使おう!
さて、ここまで「備忘録」と「忘備録」の違いについて詳しく見てきましたが、いかがでしたか?
改めてポイントをおさらいすると、正しいのは「備忘録(びぼうろく)」です。
「忘れることに備える記録」という語順が自然なんですよね。パソコンで変換するときも「びぼうろく」って打てば間違えません!
備忘録を作る習慣をつけると、仕事のミスが減るだけじゃなく、情報整理力も自然と身についてきます。手書きでもデジタルでも、自分に合った方法で続けることが大事。最初は簡単なメモから始めて、だんだん自分なりのスタイルを作っていけばいいんです。
「あの時メモしておけばよかった!」って後悔する前に、今日から備忘録デビューしてみませんか?きっと数ヶ月後には「備忘録作っておいてよかった!」って思える瞬間がやってきますよ。
皆さんの備忘録ライフが充実したものになりますように!
何か分からないことがあれば、また遊びに来てくださいね。
合わせて読みたい!間違えやすい言葉の違い
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