「宝くじって何歳から買えるの?」って疑問に思ったことはありませんか?高校生の息子が「年末ジャンボ買いたい!」って言い出したり、中学生の娘がスクラッチに興味を持ったり…。
実は宝くじの年齢制限って、意外と複雑なんです。一般的な宝くじには年齢制限がないのに、totoやBIGは19歳未満禁止。ネット購入だと18歳以上じゃないと登録できないし、お店によっては制服姿だと断られることも。
この記事では、宝くじの年齢制限について分かりやすく解説します。
「うちの子が買いたがってるけど大丈夫?」「高校生でも法的に問題ないの?」そんな疑問にお答えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
宝くじは何歳から買える?【結論:法的制限なしも現実は複雑】
結論から言うと、ジャンボ宝くじやロト、ナンバーズなどの一般的な宝くじには法的な年齢制限がありません。
でも「誰でも買える」というのは理想論で、現実はかなり複雑なんです。
実際には小学生が一人で宝くじ売り場に行っても断られることがほとんどですし、制服を着た高校生も「保護者の方と一緒に来てください」と言われがち。
法律上OKでも、社会通念上は「未成年の宝くじ購入は適切ではない」という考え方が一般的なんですね。
当せん金付証票法に年齢制限の記載なし
宝くじは「当せん金付証票法」という法律で管理されています。この法律を読んでみると、年齢制限について一切触れられていないんです。つまり、法的には何歳でも買えるということになります。
ただし「法的にはOK」と「実際に買える」は別の話。コンビニや宝くじ売り場では、お店独自のルールで販売を断られることもあるんです。特に制服を着た学生さんは要注意ですよ。
パチンコや競馬とは違う法的根拠
「宝くじもギャンブルなのに、なんで年齢制限がないの?」って疑問に思う方も多いはず。
実は宝くじは法的には「ギャンブル」ではなく「くじ」として扱われています。パチンコは風俗営業法、競馬は競馬法という、それぞれ違う法律で管理されているから年齢制限があるんです。宝くじの場合は公的機関が発行する「証票」という位置づけなので、お酒やタバコのような年齢制限は設けられていません。
実際は店舗判断で断られるケースも
法律上は問題なくても、現実はちょっと複雑です。
コンビニでは店員さんが「この人、高校生かな?」と判断したら販売を控える場合があります。宝くじ売り場でも同様で、明らかに未成年と分かる場合は「保護者の方と一緒に来てください」と言われることも。これはお店側の配慮であって、法律違反を恐れているわけではないんですけどね。
年齢制限がある宝くじ・ないくじの違いを一覧で解説
宝くじといっても種類がたくさんあって、それぞれルールが違うんです。どれが買えてどれが買えないのか、しっかり整理しておきましょう!
【制限なし】ジャンボ宝くじ・ロト・ナンバーズ・スクラッチ
年末ジャンボやサマージャンボなどの「ジャンボ宝くじ」は、何歳でも購入できます。ロト6やロト7、ミニロト、ナンバーズ3・4、そしてスクラッチも同様です。
これらは全て「当せん金付証票法」の対象なので、年齢制限がありません。コンビニでも宝くじ売り場でも、基本的には誰でも買えるということになります。
ただし、先ほどお話ししたように店舗の判断で断られる可能性はあります。特にスクラッチは手軽に買えるので、保護者の方は注意が必要かもしれませんね。
【19歳未満禁止】toto・BIG・WINNER
スポーツくじのtoto・BIG・WINNERは19歳未満購入禁止です!これは「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」で明確に定められています。
「なんで19歳なの?20歳じゃないの?」って思いますよね。実は、高校を卒業する年齢を考慮して19歳に設定されているんです。高校3年生の4月1日生まれの人が卒業時に18歳だから、その配慮ということですね。
サッカーの試合結果を予想するtoto、コンピュータが自動選択するBIG、バスケットボールが対象のWINNER、全て同じルールが適用されます。
【要注意】ネット購入時の年齢確認システム
宝くじ公式サイトでのネット購入には、しっかりとした年齢確認システムがあります。
会員登録時に生年月日の入力が必要で、18歳未満は登録できません。これは運営側が「未成年の購入は適切ではない」と判断しているためです。法的な制限はないものの、実質的に未成年はネット購入できないということになります。
銀行口座の登録も必要なので、高校生が一人でネット購入するのはかなり難しいのが現実です。
海外宝くじは18歳以上が基本ルール
アメリカのパワーボールやメガミリオンズなど、海外の宝くじは基本的に18歳以上でないと購入できません。
日本からこれらの宝くじを買う場合、代行購入サービスを利用することになりますが、どのサービスも18歳以上という年齢制限を設けています。「海外だから関係ない」と思わず、しっかりルールを確認してから利用しましょう。
高校生が宝くじを買う時の現実的な問題点
法的にはOKでも、実際に高校生が宝くじを買おうとすると、いくつかの壁にぶつかることがあります。どんな問題があるのか、具体的に見ていきましょう。
制服姿だと売り場で断られる可能性大
制服を着て宝くじ売り場に行くのは、正直おすすめしません!
売り場のおばちゃんに「学生さんはちょっと…」って言われる可能性が高いです。法的には問題ないんですが、お店側としては「未成年に宝くじを売るのはどうかな?」って思うのも当然ですよね。
私服で行けば年齢が分からない場合もありますが、それでも若く見える場合は年齢を聞かれることもあります。身分証明書の提示を求められたら、素直に応じるのがマナーですよ。
保護者の同意が必要な場合の対処法
「保護者の方と一緒に来てください」と言われた場合、どうすればいいのでしょうか?
実は法的には保護者の同意は不要なんですが、お店側が安心するために同伴を求めることがあります。親御さんに相談して、一緒に買いに行ってもらうのが一番スムーズです。
コンビニ vs 宝くじ売り場の対応違い
同じ宝くじでも、どこで買うかによって対応が変わることがあります。
コンビニでは他の商品と一緒にレジに持っていけるので、案外すんなり買えることが多いです。店員さんも「宝くじだから特別」という意識がそれほど強くないんですね。
一方、専門の宝くじ売り場では販売員さんが「この人、学生さんかな?」ってじっくり見る時間があるので、年齢を聞かれる確率が高くなります。でも、宝くじ売り場の方がいろんな種類を扱っているので、欲しい宝くじがある場合は仕方ありませんね。
未成年が当選した場合の受け取り手続き完全ガイド
「もし当たっちゃったらどうするの?」って心配になりますよね。未成年でも当選金は受け取れるので、正しい手続きを知っておきましょう!
5万円以下は売り場で即日受け取り可能
5万円以下の当選なら、宝くじ売り場やコンビニで簡単に受け取れます。10万円マークのある宝くじ売り場では、1当せん金または1口あたり10万円以下のみの場合は、当せん金が受け取れます。
年齢に関係なく、当選した宝くじを持参すれば現金と交換してくれます。スクラッチで3,000円当たった、ロトで3万円当たったという場合は、特別な手続きは一切不要です。
ただし、お店によっては「学生さんですか?」って聞かれることもあります。これは税金のことを心配してくれているわけではなく、単純に珍しいから声をかけているだけのことが多いので、気にしなくて大丈夫です。
5万円超の高額当選時のみずほ銀行での手続き方法
5万円を超える高額当選の場合は、みずほ銀行での手続きが必要になります。ただし、「10万円マーク」のある宝くじ売り場では10万円以下なら受け取り可能です。
また、50万円以上の当選金を受け取るときは、本人確認書類が必要です。
当選金が100万円を超えたときは、印鑑も必要となるため保護者と同伴することをおすすめします!
必要な書類は当選した宝くじ、印鑑、本人確認書類です。未成年の場合でも基本的な手続きは同じですが、場合によっては保護者の同伴を求められることがあります。

基本的には、未成年者が宝くじの当選金を受け取る場合、保護者の同意が必要だということですね!
税金について知っておきたい基本情報
当選金については、未成年でも成人でも同様の取り扱いとなります。
高額当選の場合は税金が関わってくることがありますが、詳しいことは税務署や税理士さんに相談するのが一番確実です。インターネットで調べることもできますが、個別の状況によって対応が変わるので、専門家に聞くのがおすすめですよ。
高校生で高額当選なんて滅多にないことですが、もしもの時のために「専門家に相談する」ということを覚えておくといいでしょう。
親が知っておくべき子供の宝くじ購入Q&A
お子さんが「宝くじ買いたい!」って言い出したら、親としてはちょっと心配になりますよね。よくある疑問にお答えします!
お小遣いで買うのは法的に問題なし
「うちの子がお小遣いで宝くじを買うのって、法的に大丈夫なの?」って心配される親御さんは多いです。
結論から言うと、全く問題ありません!お小遣いは子供に与えたお金なので、それで宝くじを買うのは子供の自由です。民法でも未成年の小遣いの範囲内での購入は有効とされています。
ただし「小遣いの範囲内」というのがポイントです。毎月3,000円のお小遣いで1万円の宝くじを買うのは、明らかに範囲を超えていますよね。常識的な金額であれば問題ないということです。
高額当選時の親権者責任とは
もしお子さんが高額当選した場合、親として何か責任が発生するのでしょうか?
基本的に、宝くじの当選金は購入者本人のものです。未成年であっても、その権利に変わりはありません。親権者が勝手に使い込んだりすることはできないんです。
ただし、税金の手続きや大きな買い物をする時は、親のサポートが必要になる場合があります。「子供のお金だから関係ない」ではなく、適切な管理をお手伝いするという気持ちで関わってあげてくださいね。
適度に楽しむための心構え
「宝くじを買うことで、のめり込んでしまわないか心配…」というお悩みもよく聞きます。
大切なのは、宝くじの仕組みをきちんと説明することです。「当たる確率はとても低い」「娯楽として楽しむもの」ということを理解させれば、バランス良く楽しめるはずです。
<適切な関わり方> ・月の購入額を決める ・当選確率を一緒に調べる ・他の趣味もバランスよく </適切な関わり方>
頭ごなしに「ダメ!」と言うより、一緒に楽しみながら適度な距離感を保つことが大切です。
18歳成人法改正後の宝くじルール変更点
2022年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。これで宝くじのルールは変わったのでしょうか?
成年年齢引き下げで変わったこと・変わらないこと
成人年齢が18歳になっても、宝くじの基本ルールは変わっていません。
もともと宝くじには年齢制限がなかったので、18歳成人になったからといって特別な変化はないんです。18歳になれば契約関係で保護者の同意が不要になるので、その点では少し購入しやすくなったかもしれませんね。
ネット購入の会員登録も、18歳になれば自分で銀行口座を開設できるので、以前より手続きが簡単になりました。
toto・BIGの年齢制限に変化はなし
「18歳で成人なら、totoやBIGも18歳から買えるようになるの?」って思いますよね。
でも残念ながら、スポーツくじの年齢制限は変わらず19歳未満禁止のままです。これは成人年齢とは別の法律で決められているからなんです。
なぜ19歳なのかというと、高校卒業年齢を考慮しているから。成人年齢が下がっても、この配慮は継続されているということですね。
契約関連の取り扱いが一部変更
18歳になれば、宝くじに関する各種契約を自分で結べるようになりました。
例えば、ネット購入の会員登録や銀行口座の開設、高額当選時の受け取り手続きなど、これまで保護者の同意が必要だった場面で自分だけで完結できるようになったんです。
ただし、だからといって無計画に購入するのはおすすめしません。成人になったからこそ、より責任を持った購入を心がけたいものですね。
まとめ:宝くじは年齢制限なしだが注意点を理解して購入を
いかがでしたか?宝くじの年齢制限について、しっかり理解できましたでしょうか。
一般的な宝くじには年齢制限がないものの、実際の購入時には様々な注意点があることが分かりましたね。toto・BIGは19歳未満禁止、ネット購入には18歳以上という制限があることも重要なポイントです。
何より大切なのは、年齢に関係なく「節度を持って楽しむ」ということ。宝くじは夢を買う娯楽として、適度に楽しんでくださいね!
コメント