子どもが中学生になって初めて「打ち上げに行きたい!」って言われた時の気持ち、わかります?私も最初は「え?もう打ち上げ?」って驚いちゃって。つい昨日まで小学生だったのに、いきなり大人みたいなことを言い出すから、親としてはビックリしますよね。
でも最近の中学生事情を調べてみると、打ち上げって本当に一般的になってるんです。部活の試合後、体育祭や文化祭の後、定期テストが終わった後など、何かしらの節目でクラスメイトと一緒に「お疲れさま会」をするのが当たり前になってる。
「行かせてあげたい気持ちはあるけど、やっぱり心配…」そんな風に悩んでいるママさんに、私の経験も踏まえて、中学生の打ち上げについて一緒に考えてみませんか?
今の中学生の打ち上げ事情って、実際どうなの?
打ち上げが当たり前になった背景を知っておこう
私たちの時代と比べて、今の中学生の打ち上げ頻度って本当に多いんです。なぜこんなに増えたのか気になりませんか?
一番大きな理由は、中学生になると部活動や学校行事への参加意識がグッと高まることなんです。小学生の頃とは違って、体育祭では本気で優勝を目指したり、文化祭では夜遅くまで準備に取り組んだりする。そういう「みんなで頑張った」という達成感を共有したくて、自然と打ち上げをしたくなるんですね。
それに加えて、SNSの影響も無視できません。インスタやTikTokで他のクラスの打ち上げの様子を見ると、「私たちもやりたい!」って気持ちになるのは当然かもしれません。でも親からすると、急に大人っぽいことを言い出すので戸惑っちゃいますよね。
どんなタイミングで打ち上げをするの?
中学生の打ち上げのタイミングって、実は結構パターンがあるんです。
体育祭の後が一番多いパターンですね。赤組白組に分かれて本気で戦った後は、どうしても「みんなでお疲れさま!」ってなりがち。文化祭も同じで、クラス一丸となって出し物を作り上げた後は、達成感を分かち合いたくなるもの。
意外なのは、定期テストの後にも「テスト終了お疲れさま会」として開催されることがあること。私たちの世代だと考えられないけど、今の子たちにとっては自然な流れなんでしょうね。
部活動では、大会の後や引退の時期にも打ち上げがあります。特に3年生の引退時期は、先輩後輩の絆を深める大切な機会として位置づけられています。
SNSが作り出す打ち上げの連鎖
今の中学生にとって、楽しい時間をSNSでシェアするのは当たり前の行動です。打ち上げの様子も例外ではなく、みんなで撮った写真や「今日は最高だった!」というコメントと一緒に投稿されることが多いんです。
でもこれが新たな打ち上げを生む原因にもなってるんですよね。他のクラスの投稿を見て「うちも負けてられない!」って気持ちになったり、参加できなかった子が疎外感を感じたりすることもあるから、親としては複雑な気持ちになります。
親が感じる打ち上げへの不安、みんな同じです
夜の外出が心配でたまらない
正直に言うと、中学生が夜遅くまで外出するのって、本当に心配になりませんか?まだ子どもなのに、暗くなってから街中を歩いたり、電車で帰宅したりするなんて考えただけでドキドキしちゃいます。
特に女の子の場合は、不審者に声をかけられる可能性も考えてしまいます。最近は物騒な事件のニュースも多いし、中学生だけのグループが夜間に外出することで、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性もゼロじゃないですよね。
「過保護すぎるかな?」って自分でも思うけど、やっぱり心配になっちゃうのが親心。子どもには「大丈夫だよ」って言われても、帰ってくるまではソワソワしちゃいます。
お金のトラブルが意外と多い
打ち上げで聞くトラブルの中で多いのが、実はお金に関することなんです。最初は「3000円くらいで済むよ」って聞いていたのに、当日になって「ドリンクバー代も」「デザート代も」って追加料金が発生して、結局5000円以上になってしまったという話、よく聞きませんか?
中学生にとって数千円って大金だし、家庭によって経済状況も違うから、お金が原因で友達関係がギクシャクしてしまうのは避けたいところ。「お金がない」って言いづらくて無理して参加して、後で家計に響いてしまうのも困りものです。
学校が関わらない活動のリスク
一番気になるのは、打ち上げが完全に生徒だけで企画・実施される活動だということ。学校の先生は基本的に関知しないし、何かトラブルがあっても学校側は「校外での個人的な集まり」として対応してくれない場合が多いんです。
つまり、何か問題が起きた時は保護者と生徒だけで解決しなければならないということ。この責任の重さを考えると、簡単に「はいはい、行っておいで」とは言えませんよね。
安心して送り出すための事前チェックポイント
基本情報の確認は絶対に必要打ち上げを許可する前に、基本情報をしっかり確認しておくことが大切です。参加するのは誰なのか、クラスメイトだけなのか、それとも他のクラスの子も混じるのか。知らない子が多いグループだと、うちの子が気を使いすぎて疲れちゃう可能性もありますからね。
開催場所も重要なポイントです。どこのお店なのか、最寄り駅はどこか、そこから家までの帰路は安全かどうか。時間については開始時刻だけでなく、終了予定時刻も確認が必要。「6時に終わる予定」って聞いてたのに、実際は8時過ぎまで続いてたなんてことも結構あるんです。
予算の話は事前にしっかりと
お金の話って、事前にきちんと確認しておかないと後でトラブルの元になりがちです。予算は一人当たりいくらなのか、それに追加料金が発生する可能性はあるのか。食べ放題のお店でも、ドリンクバー代やデザート代が別料金だったりするから要注意。
支払い方法も確認しておきましょう。一人ずつ個別に支払うのか、誰かが立て替えて後で精算するのか。立て替え方式の場合、きちんと清算されるまでは安心できないし、計算間違いでトラブルになることもあります。
連絡体制の整備は必須
何かあった時の連絡体制は事前に整えておきたいですね。子どもの携帯電話の電池残量は大丈夫か、緊急時に連絡が取れる状態になっているか。また、予定より遅くなった場合や、体調が悪くなった場合の迎えの準備も考えておく必要があります。
できれば他の保護者の方とも連絡先を交換しておいて、何かあった時に情報共有できる体制を作っておくと安心です。「あれ?まだ帰ってこないけど、他の子はどうかな?」って時に、すぐに確認できるのは心強いですよね。
会場選びのポイント、どこなら安心?
ファミレスや回転寿司は定番で安心
中学生の打ち上げ会場として人気が高いのは、やっぱりファミリーレストランですね。ガストやサイゼリヤなどは価格も手頃だし、店内も明るくて安心感があります。
回転寿司も意外と人気で、はま寿司やスシローなら一皿100円台から食べられるので、予算管理がしやすいのがメリット。子どもたちも「今日は何皿食べられるかな?」って楽しみながら食事できるから、盛り上がりますよね。
焼肉食べ放題も中学生には人気だけど、こちらは少し注意が必要かも。価格が高めなのと、火を使うので軽いやけどの心配もあります。でも、みんなでワイワイ焼きながら食べるのは楽しいから、条件が合えば良い選択肢です。
カラオケや娯楽施設の注意点
食事以外では、カラオケボックスも定番の会場。ビッグエコーやカラオケ館なら、比較的安全な環境で楽しめます。ただし、個室になるので何をしているか分からないという不安もあるし、時間制限があるので延長料金が発生する可能性も考慮が必要です。
ボウリング場は健全で良いけど、靴の貸し出し料金や1ゲームあたりの料金など、意外と費用がかさむことがあります。ゲームセンターは場所によって雰囲気が良くない店もあるので、事前に下見しておくと安心ですね。
友達の家は慎重に判断を
「うちでやろう」って友達が提案してくれることもあるけど、これは慎重に判断した方が良いかもしれません。その家の保護者の方が在宅かどうか、何人まで受け入れ可能か、近所迷惑にならないかなど、配慮すべき点がたくさんあります。
何かトラブルがあった時に、その家の保護者の方に迷惑をかけてしまう可能性もあるから、よほど親しい関係でない限り、外部の会場を選んだ方が無難です。
子どもに伝えておきたいマナーと約束事
基本的なマナーは社会勉強の機会
中学生だけの集まりだと、つい気分が盛り上がって声が大きくなりがち。でも、お店には他のお客さんもいるし、スタッフの方々もお仕事をしてるんだということを事前に教えておきましょう。
- 席を汚さない
- 大声で騒がない
- 食べ物を粗末にしない
- 帰る時は片付けをする
こういった基本的なマナーは、社会人になってからも大切なスキルだから、良い練習の機会だと思って指導してあげてください。
SNS投稿のルールも大切
今の中学生にとって、楽しい時間をSNSでシェアするのは当たり前。でも写真を撮る時や投稿する時のマナーも大切ですよね。お店の中で無断撮影をするのはNGだし、他の人が写り込んでしまった写真を勝手に投稿するのも問題です。
「みんなが写真を撮られても大丈夫か確認してから撮る」「お店のスタッフさんに許可を取る」「個人が特定できるような情報は載せない」といったルールを教えておくと良いでしょう。
時間の約束は絶対に守らせる
一番大切なのは、約束した帰宅時間を守ること。でも楽しい時間って本当にあっという間に過ぎちゃうから、子どもには時計を見る習慣をつけてもらって、終了30分前には「そろそろ時間だよ」って声をかけ合うように伝えておきましょう。
帰宅途中でも安全確認の連絡を入れてもらうのも大切。「今、○○駅にいます」「もうすぐ家に着きます」といった簡単な連絡でも、親としてはとても安心できますからね。
最終的な判断は親子で話し合って
中学生の打ち上げって、最初は本当に心配でドキドキしますよね。でも、きちんとした準備と約束事を決めておけば、子どもにとって素敵な思い出作りの機会にすることができます。
大切なのは、頭ごなしに禁止するのではなく、一緒にルールを考えて、安全に楽しめる方法を見つけること。子どもの成長を信じつつ、親としてできるサポートをしっかりしてあげましょう。
初めての打ち上げはきっと緊張するだろうけど、友達との絆を深めて、また一つ大人になって帰ってくる姿を見られるのは、親としても嬉しいものです。同じような心配をしているママさんの参考になれば嬉しいです。

コメント